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OJTトレーナーの苦手意識を克服!自信をもって後輩を指導するための心構えを解説

update : 2022.11.18

OJT(On The Job Training)トレーナーを任されたけど、うまく対応できるのか不安な人も多いでしょう。一方でOJTトレーナーを部下に任せたけど、不安がっている部下にどのようにアドバイスしていいのかわからない管理職もいるかもしれません。OJTトレーナーは新入社員に与える影響が大きな職務ですので、担当する人も、委任する人も不安になるのは当然のことだといえます。

ここではそんな不安、苦手意識を克服するのに必要な、OJTトレーナーになるための大前提であるOJTトレーナーの心構えについて説明します。

まずは心構えを

OJTトレーナーはどのようなことをすればいいのかを知りたいという人が多いでしょう。しかし、どんなやり方であっても心構えが間違っていたら、新人育成がうまくいかない可能性が高いといえます。まずは心構えを押さえることから始めるのが大切です。ここではOJTトレーナーに必要な4つの心構えについて説明します。

心構え1:新人に関心を持つ

1つめは「新人に関心を持つ」です。担当する新人がどんな人なのかを知りましょう。わからないことがあったらどんどん質問してくる人、感情をあまり外に出さない人、自分からは声をかけるのが苦手な人など、人それぞれ個性があります。その個性が何もわからないまま指示を出しても、指示通りできる場合もありますが、指示がうまく伝わらない場合も出てくるでしょう。

新人を知るには、まずその人に関心を持つことです。関心のない人のことは理解できません。関心を持ち新人の個性を理解することで、的確な指示ができるようになり、指示する側もされる側もストレスがなくなり、指導しやすくなります。

心構え2:新人に関わることに“情熱”を持つ&「継続」させる

「関心を持つ」と一言でいってもそこに「情熱」があるかないかで、新人の理解度も指導態度も異なってきます。尊敬する人や趣味など「関心」の対象に「情熱」が加わったとき、その人や物事に対する探究心や行動力が自分でもびっくりするようなものになっていたというような経験がある人もいるでしょう。

新人が、一人前に仕事ができるように、また組織に馴染むようにサポートしたいという想い「情熱」があると、新人の個性をしっかりと理解したうえで、どうすれば仕事が覚えやすいか、他のメンバーと交流が持てるかなどを自然と考えるようになります。

そして重要なのがその「情熱」を「継続」することです。熱が冷めると、関心度も下がってしまいます。関心度が下がれば、どうやったら早く仕事が覚えられるかなどを積極的に考えなくなるでしょう。情熱、そして情熱の継続、これが2つ目の心構えです。

心構え3:“できないこと”に我慢をする

3つめが「できないことに我慢をする」です。経験値が高いOJTトレーナーから見ると新人の仕事はスムーズに進んでいるようには見えず、自分でやったほうが早いとつい思ってしまうものです。

でも自分が新人だったころのことを思い出してください。そして今の自分と比べてみてください。同じ仕事を新人の頃の自分がやったら、今の自分とどれくらい差が出るでしょうか。最初からできる人はいません。そして、時間がかかっても自分の手で最初からやっていかないと仕事を覚えることが難しくなるだけでなく、場合によっては、わからなかったら先輩が助けてくれるから覚えなくてもいいという癖までついてしまう可能性があります。

できないことに我慢するのは簡単なことではありません。ですが、自分も先輩や管理職が我慢しながら育ててくれたからこそ、今の経験値、知識があることを理解し、頑張って「我慢」してみましょう。

心構え4:仕事やキャリアに対しての自分自身の考え方を持つ

4つめが「仕事やキャリアに対しての自分自身の考え方を持つ」です。指導を受ける新人の立場になってみましょう。自分のOJTトレーナーの仕事への姿勢があいまいだったり、キャリアについて全然考えていなかったら、そのトレーナーの指導を受けたいと思うでしょうか。自分はこの仕事を通じてこんなことをしたいと考えている、将来はこういう業務もしてみたいなど、仕事に対してしっかりとした考え方を持っているOJTトレーナーを望むのではないでしょうか?

特に仕事観やキャリアについて新人に話すわけではないので、必要ないと思う人もいるかもしれません。そして新人との対話の中で必ずしもOJTトレーナーの仕事観やキャリアについて触れる機会があるとも限りません。しかし、仕事観やキャリア感というのは、OJTトレーナーの言動の中に必ず反映されます。ちょっとした発言や行動から新人は感じ取ってしまう可能性があるのです。

しっかりと指導するためにも、新人に指導してもらいたいと思えるOJTトレーナーになることが必要です。それには自分自身の仕事観やキャリア感をしっかり持ちましょう。

OJTはしっかりとした心構えを持って新人と向き合おう

4つの心構えについて説明してきました。不安は簡単に取り除けるものではないかもしれませんが、まずは心構えをしっかりと持って、新人と向き合っていきましょう。

ただ、新入社員はZ世代と呼ばれる人たちになってことで、Z世代という言葉が先行してしまい、どう対応したらいいかという別の不安もあるかもしれません。またこのような状況で、他のOJTトレーナーはどのように対応しようと考えているのかを知りたいということもあるでしょう。そのような場合は、OJTトレーナー研修を受けるのがお勧めです。

 

グローネス・コンサルティングではZ世代の新入社員に特化したOJTトレーナー研修を行っています。(With Z研修)OJTトレーナーになることへの不安解消にお役立ていただけます。トレーナー2年目、3年目のフォロー研修、フォローアップ研修もありますので、1年目と、2年目、3年目ではどのように対応を変えていく必要があるのだろうかとお悩みの場合もご安心いただけます。

OJTトレーナー研修について知りたいことがありましたらお気軽にお問い合わせください。OJTトレーナー研修の概要はこちらからご覧いただけます。